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お店案内

■ 創業文久三年 焼津 足平蒲鉾

 当店の創業は文久三年(西暦1863年)初代平吉と二代目松蔵にて創業されました。平吉は焼津の住人で海岸に水揚げされるトビウオ、キス、ムツ、イシモチ等の身を塩で味付けし半月型の蒲鉾を作り近在の街を売り歩きました。
 蒲鉾の弾力のことを業者間では足といい、この徴証たる足と平吉の平をとり足平と称しました。現在の末広型に板付けされた蒲鉾は明治初期三代目繁蔵のころより製造され四代目繁蔵の長い間の苦心と経験によりその製法も改良を加えられ、全国品評会において無鑑査賞、農林水産大臣賞の連続受賞を受けるに至りました。その後ごぼう巻等、揚げ蒲鉾もご好評をいただいております。


■ 会社概要

会社名   株式会社足平(かぶしきがいしゃあしへい)
 
所在地   静岡県焼津市本町6-7-9
        TEL 054-628-3008
        FAX 054-629-3008

創業     文久三年(1863年)
会社設立  昭和25年2月25日
代表者   代表取締役 松永大
事業内容  練り製品製造販売 


■ 大正時代の足平

 この絵は焼津出身の書家、佐藤道外(さとうどうがい)さんが焼津の街並みを描いたものの一部です。描かれたのは昭和に入ってからですが、変わりゆく街並みを憂いた道外さんが大正初めごろの街並みをおもいだし、後に残そうと描いたものだそうです。
 画像の中央に「あし平かまぼこ店」とあり、説明文には「やいづかまぼこの元祖と云っても過言ではなかった」とあります。この絵は何枚かに分かれて焼津全体を描いたもので、他の部分を見ますと何件か他の蒲鉾屋も描かれていますが、焼津においてはやはり足平が蒲鉾屋の元祖だったと思われます。
 絵の右上に描かれている石の壁のようなものは堤防でその奥が海でした。そこから商人たちが魚を担いで運んで行く様子で、当時の足平もこのすぐ近くの浜にあがった新鮮な魚を使い蒲鉾づくりにはげんでいたと思われます。


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